*認定看護師とは
日本看護協会の定める認定看護師の役割は「特定の看護分野において熟練した看護技術と知識を持ち、看護実践できる看護師」とされています。現在認定看護分野は21分野あり、資格の取得には、日本看護協会が認定している認定看護師教育課程を修了していることが条件となっています。当院では、認定看護師の資格取得に向けた積極的な支援を行っています。
*がん性疼痛看護認定看護師
がん性疼痛看護認定看護師の役割は、①痛みの総合的な評価と個別的ケア②薬剤の適切な使用および疼痛緩和を得意な分野としています。

小川ひとみ師長
私は、平成27年7月にがん性疼痛看護認定看護師の資格を取得しました。がんの痛みというと薬物療法によるコントロールが主体となる場合が多いのですが、がん患者さんの痛みは「全人的苦痛」と言われており、身体的な痛みだけでなく、病気に対する不安や恐怖などの精神的な痛み、今後の生活への心配などの社会的な痛み、生きることの意味や価値を見失うスピリチュアルな痛みなどがあります。「その人がその人らしい生活を送れるように」様々な問題に対して他職種と連携して解決できるように取り組み、患者さんとその家族も含めた支援を行っていきたいと思っています。
小川 ひとみ