【理事長 病院長】 緑川 靖彦 挨拶
地域に愛され、選ばれる病院をめざして
呉羽総合病院は昭和19年に呉羽化学工業株式会社[現・株式会社クレハ]の事業所診療所としてスタートし、昭和47年に社団医療法人呉羽会 呉羽総合病院として独立開設されました。脈々と続いた長い歴史を持ついわき市南部の医療拠点として、私たちは最新の医療機器をそろえ、質の高い医療の提供に尽力してまいりました。
現在は16診療科、病床数199床（一般114床、地域包括ケア49床、療養36床）でいわき市南部の中核病院として機能しています。社会の高齢化とともに増加した癌をはじめ、感染性疾患、慢性疾患の増加、予防医学の重要性など、私たちを取り巻く医療環境は複雑多岐にわたり、医療機関の果たす役割は院内外を問わず重要性を増しております。増加の一途を辿っているがん一つをとりましても、当院ではがんの精査、手術だけでなく、がん化学療法・緩和ケア・在宅医療・在宅緩和ケアなど、地域のニーズに応じて患者・家族に寄り添った最期まで看取る医療を心がけています。
このように、私たちはいわき市南部の中核病院として地域に密着した、病を診るだけでなく、痛み、症状緩和を含めた安全で安心のできる質の高い全人的医療の実践に、全職員一丸となって取り組んでまいります。
地域社会に支えられているという認識を共有し、地域に愛され、選ばれる病院をめざすべく、今後、がんや生活習慣病などの慢性疾患予防のための地域住民の方々に対する啓発活動を通し、地域社会への貢献にも努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
2020年10月1日